宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/20 13:18 更新 太陽風の速度がやや高まっています。太陽は無黒点で穏やかです。 担当 篠原 SDO衛星のAIAカメラの画像で、 今朝、20日5時(世界時19日20時)頃に、 部分日食が写っていました。 各カメラの画像を並べて、動画を作ってみました。 月が、太陽の右上を右下に向かって通り過ぎています。 太陽風は、昨夜から今日の未明にかけて、 速度が一段高まり、470km/秒とやや高速の状態になっています。 太陽の南半球に見えていたコロナホールの影響がやって来た様です。 磁場強度も、速度が上がる少し前に10nT近くに強まり、 速度の上昇が落ち着いた現在は、5nTに戻っています。 磁場が強まった時に、南北成分が南に大きく振れ、 磁気圏の活動をやや高めました。 AE指数は、700nTの変化を起こしています。 現在は、磁場は0nT付近で小さく変化する程度で、 磁気圏の活動も落ち着いています。 コロナホールの規模から、太陽風の高まりは短い期間で終わりそうです。 一方、次のコロナホールが太陽の中心線に近づいています。 10月24日頃から、こちらの影響が始まりそうです。 太陽は無黒点のままで、穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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