宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/12 12:59 更新 太陽風の速度は500km/秒に高まり、磁気圏の活動も強まっています。新燃岳は噴火が続いています。 担当 篠原 霧島山の新燃岳は、噴煙を上げ続けています。 昼に撮影した写真を掲載します。 朝からこの様な状態が続いていますが、 この程度の噴煙は桜島で見慣れているので、学校は全く平静です。 高速の太陽風が始まりました。 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は10nTに達しました。 夜に入ると、速度もゆっくりと上昇を始め、 今朝、12日9時(世界時12日0時)頃に、500km/秒に達しました。 速度と反対に、磁場強度は5nTと平均的な値に下がっています。 太陽風磁場の南北成分は、 -5nTから-10nTに達するくらいの南向きの変化が続きました。 磁気圏の活動も高まって、 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が続いています。 太陽風データの最後では、 磁場強度が5nTに下がったため、南向きの変化も小さくなっています。 一方、速度が高まってきたので、 磁気圏への影響は高まった状態が続いているようです。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の中心線を通り過ぎようとしています。 高速風の影響は、4〜5日後くらいまででしょうか。 太陽は、無黒点のままで、 X線グラフも変化はありません。 噴火して2日めの霧島山新燃岳。10月12日12時撮影。 (c) 篠原 学 噴火して2日めの霧島山新燃岳。10月12日12時撮影。 (c) 篠原 学 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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