宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/ 2 13:11 更新 太陽風は500km/秒近い速度を保っています。磁気圏も比較的活動的です。 担当 篠原 8月21日の皆既日食から1か月半が過ぎてしまいましたが、 やっと今頃になって、撮った写真をいろいろ処理しています。 等間隔で撮っていた太陽の写真を並べて、 欠け始めから終わりまでの動画を作ってみました。 現地8月21日の10時過ぎから13時にかけて、10分間隔の撮影です。 ただし、皆既中の太陽は、10分間隔と関係なく挟んでいます。 こうすると、見えない月が太陽を横切る様子をより実感できる気がします。 また、最後から最初の写真に飛ぶ瞬間、黒点の位置が左に少しずれています。 たった3時間の撮影ですが、太陽の自転による動きが見えているようです。 昨日490km/秒にやや下がっていた太陽風の速度は、 今朝早く、一時的に440km/秒へ下がりましたが、 現在は再び490km/秒に戻っています。 高速の風は続いていて、27日周期の図の前周期の様に、 高まった状態が続いています。 太陽風の磁場強度は、今朝まで4〜5nTを保っていましたが、 現在は3nTに少し下がっています。 南北成分は、南寄りの傾向が続いていて、 AE指数は、変化は500nT前後にやや下がっていますが、 活動的な状態は続いています。 SDO衛星AIA193では、 南半球の中緯度域にコロナホールが見えています。 3日後くらいにこの領域の影響がやって来るかもしれません。 27日周期の図では、前周期の9月7日、8日頃は、 CMEによる突発性の擾乱が到来していたため、 今後の推測の資料に使えません。 太陽は、特に活動はなく穏やかです。 2681黒点群が西の端に沈もうとしています。 8月21日にアイダホ州で撮影した皆既日食の10分間隔の動画。皆既中の写真は10分間隔から外れている。 (c) 篠原 学 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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