宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/ 5 13:42 更新 太陽風は平均的な速度ですが、高速風が近づいているかもしれません。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、アイスランドで撮影されたオーロラの写真をいただきました。 アイスランドの南東部の Glacier Lagoon, ヨークルスアゥルロゥン ( Jökulsárlón ) の撮影です。 高坂さんによると、アイスランドに来て5晩めにして ようやく動きのあるオーロラが撮れたとのことです。 10月に入った頃から太陽風が落ち着いて、 オーロラの活動度が下がるタイミングに当たってしまったようです。 また、アイスランドは曇りや雨が多いそうで、天候の難しさもあるそうです。 Wikipediaによると、ここは氷河の先端の湖で、大西洋に面しています。 独特の地上の風景と上空のオーロラ、湖面に映るオーロラの輝きと、 とても素敵な雰囲気です。 満月直前の明るい頃というタイミングも、この写真の特徴だと思います。 4枚目の写真は、1日前の2日の夜の撮影で、 南部スコゥガル (Skógar) のスコゥガフォス滝 (Skógafoss Waterfall)で、 月虹が見えていたそうです。 Wikipediaによると、落差60mのアイスランド最大級の滝だそうです。 北斗七星が、余裕を持って崖の上を下方通過しています。 難しい撮影条件の中での美しい写真をありがとうございます。 太陽風は、速度は390km/秒と平均的な状態が続いていますが、 磁場強度は、5nTから7nTへゆっくりと強まっています。 まだはっきりとしませんが、 高速風の到来が近づいているのかもしれません。 この後も、磁場強度が更に高まっていくようだと、 続いて速度も高まっていきそうです。 磁気圏は基本的には穏やかですが、 AE指数のグラフでは、太陽風の磁場が南向きに強まった頃に、 活動の高まりが起きています。 太陽は、穏やかな状態が続いています。 2つの黒点群も、静かに太陽の西の端に近づいています。 南側の2682黒点群は、前周期の今頃は(27日周期の図を参照)、 Xフレアを起こすなど活発に活動していました。 今回は完全に静かになっています。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド南東部のヨークルスアゥルロゥンで10月3日夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド南東部のヨークルスアゥルロゥンで10月3日夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド南部のスコゥガルで10月2日夜に撮影された月虹。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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