宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:42)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 5 --- ---
10/ 4 --- ---
10/ 3 --- ---

黒点 10/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2682 1 α ---
2683 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:33 391 +2.5
-2 h 389 -0.0
-4 h 395 -4.7
-6 h 373 -1.4
-8 h 374 -4.2
-10 h 369 -0.8
-12 h 370 -0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
10/ 5 0.6 2x10^4
10/ 4 0.5 2x10^4
10/ 3 0.4 6x10^4
10/ 2 0.3 5x10^4
10/ 1 0.3 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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太陽風 7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 9/30 10:17 太陽風の速度は550km/秒に下がり、高速風は終わりに近付いている様です。
2017/10/ 1 10:02 太陽風の速度は500km/秒を割り、高速風は終わりに近付いています。
2017/10/ 2 13:11 太陽風は500km/秒近い速度を保っています。磁気圏も比較的活動的です。
2017/10/ 3 11:25 太陽風は平均的な状態に戻りました。磁気圏は穏やかです。
2017/10/ 4 14:31 太陽風、磁気圏は穏やかです。9月の黒点相対数は、43.6 でした。
最新のニュース

2017/10/ 5 13:42 更新
太陽風は平均的な速度ですが、高速風が近づいているかもしれません。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、アイスランドで撮影されたオーロラの写真をいただきました。
アイスランドの南東部の Glacier Lagoon, ヨークルスアゥルロゥン ( Jökulsárlón ) の撮影です。

高坂さんによると、アイスランドに来て5晩めにして
ようやく動きのあるオーロラが撮れたとのことです。
10月に入った頃から太陽風が落ち着いて、
オーロラの活動度が下がるタイミングに当たってしまったようです。
また、アイスランドは曇りや雨が多いそうで、天候の難しさもあるそうです。

Wikipediaによると、ここは氷河の先端の湖で、大西洋に面しています。
独特の地上の風景と上空のオーロラ、湖面に映るオーロラの輝きと、
とても素敵な雰囲気です。
満月直前の明るい頃というタイミングも、この写真の特徴だと思います。

4枚目の写真は、1日前の2日の夜の撮影で、
南部スコゥガル (Skógar) のスコゥガフォス滝 (Skógafoss Waterfall)で、
月虹が見えていたそうです。
Wikipediaによると、落差60mのアイスランド最大級の滝だそうです。
北斗七星が、余裕を持って崖の上を下方通過しています。

難しい撮影条件の中での美しい写真をありがとうございます。



太陽風は、速度は390km/秒と平均的な状態が続いていますが、
磁場強度は、5nTから7nTへゆっくりと強まっています。
まだはっきりとしませんが、
高速風の到来が近づいているのかもしれません。
この後も、磁場強度が更に高まっていくようだと、
続いて速度も高まっていきそうです。

磁気圏は基本的には穏やかですが、
AE指数のグラフでは、太陽風の磁場が南向きに強まった頃に、
活動の高まりが起きています。


太陽は、穏やかな状態が続いています。
2つの黒点群も、静かに太陽の西の端に近づいています。
南側の2682黒点群は、前周期の今頃は(27日周期の図を参照)、
Xフレアを起こすなど活発に活動していました。
今回は完全に静かになっています。



アイスランド南東部のヨークルスアゥルロゥンで10月3日夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド南東部のヨークルスアゥルロゥンで10月3日夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド南東部のヨークルスアゥルロゥンで10月3日夜に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド南部のスコゥガルで10月2日夜に撮影された月虹。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。