宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/29 12:31 更新 太陽風の速度は700km/秒に達し、オーロラの活動も強まりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に700km/秒に達しました。 その後次第に下がり、現在は620km/秒です。 高い速度の太陽風が続いています。 磁場強度は、10nTから4nTに下がっています。 速度の高まりとしては、ピークを越えた様です。 磁場の南北成分は、比較的南寄りに推移しています。 振れ幅は、磁場が強かった頃は-10nT近くまで大きく変化していましたが、 現在は磁場が弱くなっているため、-3nT程度の変化です。 速度が高まっていることもあり、 磁気圏の活動はかなり激しくなりました。 AE指数は、1000nTを超えて1500nTにも達する大規模な変化が続きました。 現在は、500〜1000nT程度と変化の規模は少し小さくなっています。 世界時28日19時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 天気も良く、空全体を美しくオーロラが飾っています。 今回の磁気圏の乱れでは、 Dst指数(速報値)も -100nTまで下がっています(マイナス方向に発達します)。 中規模の磁気嵐になっていたようです。 27日周期の図を見ると、 前周期の9月2日以降は太陽風の速度は次第に下がっています。 今回も、コロナホールは西側(右側)に通り過ぎていて、 太陽風への影響は次第に弱くなって行くでしょう。 太陽は、特に変化はなく、 穏やかな状態が続いています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数(速報値)は -100nTまで下がり、中規模の磁気嵐が発生しています。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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