宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/28 13:47 更新 高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は15nTに強まり、 南北成分も-10nT前後の強い南向きの変化が発生しました。 この影響で磁気圏の活動が高まり、 AE指数では500nTを超える中規模の変化が発生しました。 ちょうどその頃のオーロラの姿を、 昨日紹介した景山植光さんが、カナダ・イエローナイフで捉え、 写真を送って下さいました。 景山さんによると、現地26日23時(世界時27日5時)頃から、 雲の上に赤いオーロラが現れていたそうです。 そして、現地27日1時(世界時27日7時)に雲の切れ目ができて、 それから約20分間素晴らしいオーロラショーになったそうです。 掲載している写真は、数分間隔で撮影されたものです。 最初の写真を見ると、右手の空にペガススの四辺形があり、 左手には、すばる、おうし座、ぎょしゃ座と冬の星達が見えています。 これで撮影されている空の広がりを把握して、 以降は時間とともに展開していくオーロラの輝きをご覧下さい。 オーロラの壁が押し寄せてくる様子が素晴らしいです。 速報の写真をどうもありがとうございます。 この変化の直後、日本時間27日17時(世界時27日8時)には、 太陽風の速度も上昇を始め、550km/秒へ高まりました。 深夜には600km/秒台へ上がり、現在は680km/秒まで高まっています。 磁場強度も依然10nTに強まったままで、 勢い良く高速太陽風が始まっています。 磁場の南北成分は、南向きに頻繁に振れているため、 磁気圏の活動は一段と高まっていて、 AE指数は1000nTを超える大規模な変化が続いています。 極域では活発なオーロラの活動が起きているようです。 引き続き太陽風の変化、オーロラの活動に注目してください。 太陽は、2682黒点群に小さい黒点が増えていますが、 特に活動は見られず、穏やかな状態が続いています。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時1分(世界時27日7時1分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時5分(世界時27日7時5分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時7分(世界時27日7時7分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時16分(世界時27日7時16分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時20分(世界時27日7時20分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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