宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:47)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/28 --- ---
9/27 09:50 C1.7
9/26 11:16 C1.8

黒点  9/28 (NOAA)
磁場 フレア
2681 1 α ---
2682 2 α ---
2683 2 α C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 678 -1.7
-2 h 659 -3.0
-4 h 630 -3.1
-6 h 646 -1.4
-8 h 636 -4.6
-10 h 649 +1.0
-12 h 564 +7.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -84 -/ -
-2 h -66 -/ -
-4 h -37 -/ -
-6 h -48 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
9/28 0.3 3x10^2
9/27 0.5 9x10^2
9/26 0.5 4x10^2
9/25 0.4 2x10^4
9/24 0.5 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 9/23 14:09 穏やかな太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2017/ 9/24 10:28 太陽風は低速に変わっています。太陽は穏やかです。
2017/ 9/25 13:01 2673黒点群が太陽の東端に姿を現しました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2017/ 9/26 13:24 太陽風は低速になっています。明日くらいからコロナホールの影響が始まりそうです。
2017/ 9/27 13:26 低速の太陽風が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2017/ 9/28 13:47 更新
高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は15nTに強まり、
南北成分も-10nT前後の強い南向きの変化が発生しました。
この影響で磁気圏の活動が高まり、
AE指数では500nTを超える中規模の変化が発生しました。

ちょうどその頃のオーロラの姿を、
昨日紹介した景山植光さんが、カナダ・イエローナイフで捉え、
写真を送って下さいました。

景山さんによると、現地26日23時(世界時27日5時)頃から、
雲の上に赤いオーロラが現れていたそうです。
そして、現地27日1時(世界時27日7時)に雲の切れ目ができて、
それから約20分間素晴らしいオーロラショーになったそうです。

掲載している写真は、数分間隔で撮影されたものです。
最初の写真を見ると、右手の空にペガススの四辺形があり、
左手には、すばる、おうし座、ぎょしゃ座と冬の星達が見えています。
これで撮影されている空の広がりを把握して、
以降は時間とともに展開していくオーロラの輝きをご覧下さい。

オーロラの壁が押し寄せてくる様子が素晴らしいです。
速報の写真をどうもありがとうございます。


この変化の直後、日本時間27日17時(世界時27日8時)には、
太陽風の速度も上昇を始め、550km/秒へ高まりました。
深夜には600km/秒台へ上がり、現在は680km/秒まで高まっています。
磁場強度も依然10nTに強まったままで、
勢い良く高速太陽風が始まっています。

磁場の南北成分は、南向きに頻繁に振れているため、
磁気圏の活動は一段と高まっていて、
AE指数は1000nTを超える大規模な変化が続いています。
極域では活発なオーロラの活動が起きているようです。

引き続き太陽風の変化、オーロラの活動に注目してください。


太陽は、2682黒点群に小さい黒点が増えていますが、
特に活動は見られず、穏やかな状態が続いています。



カナダ・イエローナイフで、現地9月27日0時58分(世界時27日6時58分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時1分(世界時27日7時1分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時5分(世界時27日7時5分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時7分(世界時27日7時7分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時16分(世界時27日7時16分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地9月27日1時20分(世界時27日7時20分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。