宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/27 13:26 更新 低速の太陽風が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 カナダ・イエローナイフで、 現地9月17日から21日にかけて撮影されたオーロラの写真を 景山植光さんよりいただきました。 一昨日のニュースで、14日のオーロラを紹介しましたが、 それに続くオーロラの活動です。 この期間、太陽風は14日から高速風に変わり、 20日頃まで高まった状態が続きました。 太陽風の磁場も南北に良く変化していたため、 AE指数は500nTから1000nT程度の変化が頻繁に発生していました。 景山さんの撮影は、この期間の活動を捉えたものです。 写真の撮影時刻をAE指数のグラフと比べると、 それぞれ500nT前後の高まりのタイミングを捉えています。 この間、好天に恵まれ続けたのも素晴らしいですね。 ダイナミックな写真をありがとうございます。 太陽風は、低速の風が続いています。 今朝、310km/秒から350kmへ少し高まる変化が発生していますが、 以降は安定していて、 まだ高速風の始まりという様子ではありません。 一方、磁場強度は、今朝以降10nTへ強まっています。 この後、速度も本格的に高まり始めるかもしれません。 太陽風の変化に注目して下さい。 磁気圏は概ね静穏です。 太陽風の磁場が強まっているので、 南北成分が南向きに強まると、 磁気圏の活動を高める可能性があります。 今朝も、一時的に-5nTの変化が到来し、 AE指数が500nTに高まる変化が発生しています。 太陽風の速度が高まっていくと、 磁気圏の変化も次第に規模が大きくなるでしょう。 太陽は、東端(左端)の2683黒点群で、 C1.7の小規模フレアが発生しています。 この他に特に活動は見られず、全体としては穏やかです。 カナダ・イエローナイフで、現地9月17日1時30分(世界時17日7時30分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月17日23時45分(世界時18日5時45分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月20日1時38分(世界時20日7時38分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 カナダ・イエローナイフで、現地9月21日1時05分(世界時21日7時05分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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