宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/24 10:28 更新 太陽風は低速に変わっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒へ下がり、 低速の状態です。 磁場強度も、4nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、-2〜-4nTと小幅ですが、 南向きの変化が起きています。 このため、磁気圏でも小規模の活動が起きていて、 AE指数は、300nTや600nTの高まりが起きています。 SDO衛星AIA193では、 赤道域から北極へ伸びる広いコロナホールの先頭(右端)が、 太陽の中心線に達しています。 コロナホールは、 太陽の磁場が宇宙空間へ大きく広がっている領域です。 この広がりに沿って速度の高い太陽風が流れ出し、 3日ほどかけて地球へやって来ます。 ちょうど今、太陽の中心線にかかった領域から地球の方向へ 高速の太陽風が噴き出していると考えられます。 27日頃から太陽風の変化が始まりそうです。 太陽は、2681黒点群が見えるだけで、 X線グラフの変化も特になく、穏やかな状態です。 放射線帯の高エネルギー電子は、減少が進んでいます。 GOES15(青線)は、10,000に達していますが、 GOES13(赤線)は、大きく割っています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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