宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/20 12:45 更新 太陽風の速度は500km/秒まで下がり、高速風は終わりに近付いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今日の昼に500km/秒まで下がっています。 高速太陽風は、ゆっくりと終わりに近付いています。 27日周期の図を見ると、 前周期も同じ頃に高速風は終わっています。 太陽風の磁場強度は、 4〜5nTと平均的な状態で安定しています。 南北成分は、比較的南向きに変化しています。 このため、磁気圏は活動的な状態が続いていて、 AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が発生しています。 太陽風の速度が下がってきたことで、 AE指数の変化の大きさも次第に小さくなっている様です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球を縦に細く伸びるコロナホールが、 中央線に近付いています。 4日後くらいの太陽風に影響が見られるかもしれません。 コロナホールの東西の幅は狭いので、 影響は限定的ではないかと思います。 太陽は、2680黒点群が見えるだけで、穏やかです。 東端から活動的な領域が近づいている様で、 X線強度のグラフに小さい変化が起きています。 領域の規模は小さい様ですが、黒点が現れるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)が、10万に達する変化をしています。 高まった状態は続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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