宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/19 10:19 更新 高速太陽風は続いていますが、速度はゆっくり低下しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続き、 現在は550km/秒まで下がっています。 磁場強度も、4nTへ下がっています。 太陽風は、高速の状態は続いていますが、 コロナホールは西に去りつつあり、 速度の高まりも終わりに向かうでしょう。 AE指数のグラフは、 太陽風の速度が600km/秒台を保っていた前半は、 1000nTに達する活発な変化を起こしていましたが、 次第に変化は小さくなっています。 磁場強度が下がってきたので、 南を向いた時の振れ幅も小さくなってきました。 磁気圏活動の規模も次第に小さくなっていくでしょう。 SDO衛星AIA193の写真では、 南半球の東側に縦に細長いコロナホールが見えています。 前周期よりは広がっていますが、 あまり影響は見られそうにありません。 27日周期の図の前周期の8月27〜29日の太陽風速度の高まりは、 データエラーで、実際には穏やかな状態が続いています。 今回も似た推移になりそうです。 太陽は特に活動は見られず、穏やかです。 X線の強度は、Aクラスのレベルに下がっていて、 27日周期の図では、線が見えない状態になっています。 黒点も2680群があるだけです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えて高まった状態が続いています。 このまま太陽風が落ち着いて、磁気圏も穏やかになると、 ゆっくりと減少していくでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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