宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/15 --- ---
9/14 --- ---
9/13 04:02 C1.6

黒点  9/15 (NOAA)
磁場 フレア
2680 1 α C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 679 +1.0
-2 h 683 -1.2
-4 h 704 -3.6
-6 h 637 +2.1
-8 h 632 -4.8
-10 h 503 -3.4
-12 h 479 -7.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -38 -/ -
-2 h -40 -/ -
-4 h -35 -/ -
-6 h -45 -/ -
-8 h -47 -/ -
-10 h -42 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.9 5x10^2
9/15 26.6 1x10^3
9/14 84.9 7x10^2
9/13 194.0 2x10^4
9/12 1090.0 1x10^4
9/11 1490.0 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 9/10 13:13 2673黒点群は太陽の西に沈みかけています。カナダ・ドーソンシティのオーロラをどうぞ。
2017/ 9/11 10:46 太陽の西に沈んだ2673黒点群で、X8.2の大規模フレアが発生しました。
2017/ 9/12 13:50 高速太陽風は続いていますが、磁気圏は比較的穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 9/13 13:07 CMEによる太陽風の乱れが到来し、速度は650km/秒に高まりました。
2017/ 9/14 13:28 太陽風は低速になっています。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2017/ 9/15 12:59 更新
高速太陽風が到来し、磁気圏の活動を強めています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、
今期最初のオーロラ写真をいただきました。

ムルマンスク州で今期最初のオーロラが観測されたのは、
8月18日だったそうです。
今日紹介するのは、その直後、8月29日から9月1日にかけて
撮影されたオーロラたちです。
8月31日は、600km/秒の高速太陽風がやって来て、
オーロラの活動を強めた時でした。

実は、この写真は9月2日に送っていただいていたのですが、
私の出張と、2673黒点群の活発な活動のため、
紹介するのが今日になってしまいました。
せっかく速報として送っていただいたのに、申し訳ありませんでした。

ムルマンスクのオーロラ写真家たちによる競演です。
撮影者による味わいの違いがあって、いつも楽しみにしています。
どうもありがとうございます。



コロナホールによる高速の太陽風がやって来ました。
昨夜、14日20時(世界時14日11時)頃から、
太陽風の磁場強度は10nT近くに強まり、
速度も400km/秒から500km/秒へゆっくりと高まりました。

14日23時(世界時14日14時)には、
磁場強度が20nTに強まる大きな変化がやって来て、
速度も500km/秒を超えて更に上昇していきました。
そして、今朝、15日8時(世界時14日23時)には、
速度は700km/秒に達し、以降、かなり高い速度を保っています。
磁場強度は、速度が高まるのと反対に低下に向かい、
現在は5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、磁場が強まった頃に、
南北にゆっくりと大きく変化しています。
このため、磁気圏の活動も強まって、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
1000〜1500nTに達する大きな変化を記録しています。

磁場強度が下がり始めると、
南北の変化も振れ幅も小さくなっていきますが、
速度が更に高まっているので、磁気圏の活動な状態は続き、
AE指数は1000nT近い変化を繰り返しています。
極域ではにぎやかなオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールは東西に広がっていますが、
東側にかけて、次第に緯度が高くなっています。
どこまで地球に影響が及ぶのか、今後の推移に注目してください。


太陽は、2680黒点群が見えるだけで、
目立った活動はなく、穏やかです。


太陽放射線は、減少が続いています。




鹿児島県は、明後日、17日に台風18号の直撃を受けそうな様子です。
このため、今日の夕方から学内LANを停止することになりました。
また、連休明けには、ネットワークの工事も重なっていて、
そのまま21日(木)くらいまでLANは停止する見通しです。

このため、今日の午後から外部サーバーに避難して、
ニュースの更新と公開のみ行います。
フレア速報などのリアルタイムの情報発信は停止します。

また、メールの送受信もできなくなります。
フレアや更新の通知メールは停止します。
また、この間に送っていただいたメールも受信できないままになります。

ご不便をおかけしますが、ご了解下さい。



8月29日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ワジム・イフチェンコ氏


8月31日に、ロシア・ムルマンスク州アパチット市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、アナトリー・クロトフ氏


8月31日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ヴィタリー・イストミン氏


8月31日に、ロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ナイク・ソーボレフ氏


9月1日に、ロシア・ムルマンスク州モンチェゴルスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、イーゴリ・マトヴェーエフ氏


9月1日に、ロシア・ムルマンスク州カンダラクシャ市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、イーゴリ・プローゾロフ氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。