宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 9/ 2 07:24 更新 太陽風の速度は650km/秒へ高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後、 540km/秒程度に下がっていましたが、 夕方から再び高まって、 650km/秒と昨日よりも一段高い速度に上がっています。 磁場強度も、昨日の午後に5nTから8nTに高まり、 現在もその状態です。 引き続き、速度の変化にも注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTを挟んで北に振れたり、南に振れたりしています。 速度が高まっているため、磁場が南向きに振れると、 磁気圏の活動も高まって、 AE指数は、1000nTや700nTの変化が発生しています。 連続的な変化ではありませんが、 極域ではにぎやかなオーロラの輝きが見られたのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西に進んでいます。 もう3日程経つと、地球への影響は終わるかもしれません。 一方、太陽の東側にはコロナホールは見えません。 高速風の通過後、太陽風はしばらく穏やかになりそうです。 太陽では、2672黒点群が西の端に沈んで見えなくなっています。 大きな姿を見せている2674黒点群では、 今日の未明に、C2.0、C1.2の小規模フレアが発生しています。 しかし、特に活動が高まっているという様子ではありません。 また、東端から活動的な領域が近づいている様です。 高専スペースキャンプは、今日は外へ出て、 缶サットの投下実験や、 講座で製作したモデルロケットの打ち上げを行います。 学生たちは、それぞれ工夫を凝らした缶サットの製作を大急ぎで進めていて、 そのまま徹夜になってしまったチームもあるようです。 どんな缶サットができあがったのか、投下するのが楽しみです。 今日は、この後ずっと外の作業になりそうなので、 朝の更新になりました。 大会は明日までです。 世界時9月1日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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