宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 8/28 13:24 更新 太陽風は低速の風が続いています。オレゴン州からの日食写真をどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、8月21日の皆既日食の写真をいただきました。 オレゴン州のデトロイトという町で撮影したそうです。 (私の撮影地点からは、西へ800kmほど離れているようです) 高坂さんの滞在先では、初めは快晴だったのが、 前日の午後遅くから曇り始めたので、 これは危ないと考えて、車で観測地点を探したそうです。 レーダーを見ながら一晩中運転していたそうです。 結局、デトロイトという町の湖で撮影したとのことですが、 付近の山火事がひどく、 空は白くなり、灰も少し降ってきたほどだったそうです。 太陽がかなり赤く写ったのも、このためだそうです。 第2接触(皆既の始まり)から、光球の明るさが消えた彩層の姿、 コロナの広がり、第3接触(皆既の終わり)のダイヤモンドリングと、 美しい写真たちを4枚連続でご覧下さい。 当日晴れたのがなによりです! どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度が300km/秒近くまで下がって、 かなり低速になっているようです。 DSCOVR衛星のデータがおかしくなっているため、 ACE衛星のグラフを掲載しています。 ただし、最後の部分が欠測になっているので、 今朝以降の推移は分かりません。 太陽風の磁場強度は、5nTから8nT程度に高まっています。 27日周期の図を見ると、前周期の8月1日にも、 磁場が少し強まったり、速度がやや高まる変化が到来しています。 この変化が回帰しているのかもしれません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは太陽の中心線を越えた程度で、 この領域の影響にはまだ早いタイミングです。 磁場の南北成分は、磁場が強まった頃に、 南向きに変化が偏っています。 このため、磁気圏の活動もやや高まっていて、 AE指数では、500〜1000nTの中規模の変化が続いています。 今朝以降は、南向きの変化も少し小さくなっている様で、 AE指数の変化も目立たなくなっています。 太陽は、西に沈んでいった2671黒点群で、 C6.3の小規模フレアが発生しています。 2672群も、Bクラスの小さい変化は発生しています。 現地8月21日に、オレゴン州デトロイトで撮影された皆既日食。 (c) 高坂雄一氏 現地8月21日に、オレゴン州デトロイトで撮影された皆既日食。 (c) 高坂雄一氏 現地8月21日に、オレゴン州デトロイトで撮影された皆既日食。 (c) 高坂雄一氏 現地8月21日に、オレゴン州デトロイトで撮影された皆既日食。 (c) 高坂雄一氏 世界時8月27日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月28日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |