宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/25 10:11 更新 太陽風はやや低速になっています。太陽のフレアは静かになっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒台を割って、 370km/秒に下がり、やや低速の風に変わっています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、南寄りから北寄りへ切り替わっています。 このため、磁気圏の活動も穏やかになって、 AE指数のグラフは、 前半は500nT前後の活動が続いていますが、 後半は静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の中心部には小さいコロナホールが見える程度です。 太陽風はしばらく穏やかな風になりそうです。 一方、東端の北半球側には、 広いコロナホールの姿が見え始めています。 これからどの様な姿を現すでしょうか。 太陽は、昨日のニュース以降、Cクラスに達するフレアの発生はなく、 X線グラフの変化そのものも見られなくなっています。 2671群は、太陽の西の端に近付いていて、 これから見えなくなっていきそうです。 ソルトレイクシティで、最後の夜を迎えています。 明日の早朝に飛行機に乗り、日本時間の明日の午前中に帰国して、 最終便で鹿児島へたどり着く予定です。 次の更新は成田から羽田へ移動する車内になりそうです。 (c) 京都大学WDC 世界時8月25日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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