宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:11)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/23 04:27 C1.9
02:30 C1.9
8/22 06:46 C1.4
05:11 C1.5
02:38 C3.0
8/21 12:05 C5.9
04:16 C9.4

黒点  8/23 (NOAA)
磁場 フレア
2671 18 βγ C2
2672 10 β C9

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:03 463 -3.6
-2 h 466 -3.4
-4 h 480 -3.4
-6 h 477 -3.7
-8 h 489 -4.7
-10 h 500 -2.4
-12 h 507 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
8/23 0.5 1x10^4
8/22 0.4 1x10^5
8/21 0.5 8x10^4
8/20 0.5 2x10^4
8/19 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 8/18 07:45 高速太陽風が到来し、激しい磁気圏の活動も発生しています。
2017/ 8/19 13:42 600km/秒の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も強まっています。
2017/ 8/20 14:29 太陽風は750km/秒に速度が高まっています。M1の中規模フレアが発生しました。
2017/ 8/21 14:05 Cクラスフレアの発生が続いています。高速太陽風の速度は下がり始めています。
2017/ 8/22 15:51 太陽風の速度が再び高まっています。
最新のニュース

2017/ 8/23 15:11 更新
高速太陽風は終わりに近付いています。21日の皆既日食の写真をどうぞ。

担当 篠原

19日のニュースで、「アイダホ州の外れへ行きます」
と言ったきりになっていましたが、
21日の皆既日食は、快晴の空の下で見ることができました。
澄んだ空気の中で、コロナの透明感のある白い光が、
太陽から様々な方向に飛び出していく様子がとても印象的でした。

皆既日食を見に出かけたのは久しぶりだったこともあり、
皆既中は様々なミスをしてしまいました。
掲載の写真も辛うじて撮影できたもので、
拡大するとピントも少しずれています。

コロナの広がりは、太陽活動の極小期らしい、
東西方向への広がりになっていました。
参考に、ほぼ同じ時刻のSOHO衛星LASCO C2のコロナ写真に重ねてみます。
細い筋も含めて、きれいに繋がっています。

帰国は26日の予定で、もうしばらく不安定な更新になります。



太陽風の速度は、650km/秒から460km/秒へ一気に下がってしまい、
やや高速という状態です。
昨日の速度上昇は、一時的な変化だったようで、
27日周期の図を見ると、前周期とほとんど同じタイミングで、
高速太陽風は終わりを迎えようとしています。

太陽風の磁場強度は、4〜6nTと平均的な強さが続いています。
南北成分は、南寄りの変化が続いていて、
このため、磁気圏活動の活発な状態は続き、
AE指数は、500nTや1000nTの変化が続いています。

ただし、太陽風の速度が低下してきたため、
活動の規模は次第に小さくなっているようです。
この後、太陽風が穏やかになると、
磁気圏の活動も落ち着いて行くでしょう。


太陽は、2671黒点群でC1の小規模フレアが3回発生しています。
X線グラフは、強度が次第に弱くなっていて、
黒点群の活動は弱まっている様です。




現地8月21日11時35分(世界時17時35分)に、アイダホ州で撮影した皆既日食。露出を短めにしてプロミネンスを撮影。
(c) 篠原 学


現地8月21日11時35分(世界時17時35分)に、アイダホ州で撮影した皆既日食。露出を長めにしてコロナを撮影。
(c) 篠原 学


皆既日食中に撮影されたコロナと、SOHO衛星LASCO C2のコロナグラフの比較。
(c) SOHO (ESA & NASA)、篠原 学


世界時8月22日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時8月23日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。