宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:29)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/20 13:22 C1.8
10:35 M1.2
06:28 C7.0
00:35 C1.4
8/19 23:38 C2.0
19:55 C1.7
13:01 C2.3
10:28 C3.5
06:00 C2.9
04:26 C4.4
8/18 --- ---

黒点  8/20 (NOAA)
磁場 フレア
2671 23 βγ C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:23 755 +0.0
-2 h 740 -2.3
-4 h 756 -2.2
-6 h 762 -3.0
-8 h 747 -0.8
-10 h 752 +1.3
-12 h 746 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^3
8/20 0.4 2x10^4
8/19 0.4 5x10^3
8/18 0.6 2x10^3
8/17 0.5 3x10^3
8/16 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 8/15 13:19 太陽の東端から黒点が現れました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2017/ 8/16 14:31 小規模のCMEが発生しています。太陽風は低速です。
2017/ 8/17 11:11 2671黒点群は昨日より大きくなっています。高速太陽風が近づいている可能性があります。
2017/ 8/18 07:45 高速太陽風が到来し、激しい磁気圏の活動も発生しています。
2017/ 8/19 13:42 600km/秒の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2017/ 8/20 14:29 更新
太陽風は750km/秒に速度が高まっています。M1の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今朝、20日10時半(世界時20日1時半)に、
太陽の東端で、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、中央部の2671群もC7.0と大きめの小規模フレアを
起こしています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

この他にも、この2つの領域でC1などのフレアを起こしていて、
X線のグラフは活発に変化をしています。
引き続き、これらの領域の活動に注目してください。


太陽風は、更に速度が上がって、750km/秒とかなり高まっています。
磁場強度は、7nTから5nTに下がっています。
27日周期の図を見ると、前周期を上回る速さの太陽風に変わっています。

このため、磁気圏の活動も高まっていて、
AE指数のグラフは、1000nT前後の大きい変化が次々と発生しています。
極域では、オーロラが活発に活動したようです。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西の端に近付き、
太陽風への影響は次第に弱まっていくでしょう。
また、太陽の中央部から東端にかけて、
次のコロナホールは見られません。
今回の高速太陽風が通過した後は、
しばらく穏やかな太陽風が続きそうです。



太陽の東端のM1.1と、2671群のC7.0などのフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時8月19日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時8月20日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。