宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/17 11:11 更新 2671黒点群は昨日より大きくなっています。高速太陽風が近づいている可能性があります。 担当 篠原 2671黒点群は、昨日よりも大きくなっています。 掲載の可視光写真でも、 黒点がよりはっきりと見える様になっています。 X線グラフは小さい変化が活発に起きています。 NOAAの報告では、黒点の磁場構造は複雑になっていて、 大きなエネルギーを蓄えている可能性があります 今後の活動に注目して下さい。 また、SOHO衛星によると、 CMEが太陽の東に向かって飛び出しています。 2671群の近くでフィラメント噴出が発生したようです。 地球への影響はありません。 太陽風は、360km/秒から400km/秒に上がり、 平均的な速度に戻っています。 一方、磁場強度は、5nTから9nTにやや強まっています。 コロナホールによる高速太陽風の開始が近づいているのかもしれません。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風も、ちょうど今頃に変化が始まっています。 太陽風磁場の南北成分は、磁場が強まり始めるとともに、 南北に変化が目立つようになっています。 このため、磁気圏の活動もやや高まっていて、 AE指数のグラフは、後半から中小規模の変化が起き始めています。 世界時8月16日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月17日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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