宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/18 07:45 更新 高速太陽風が到来し、激しい磁気圏の活動も発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の夕方、17日17時(世界時17日8時)に500km/秒に高まり、 高速の太陽風が始まりました。 現在は、550km/秒近くへ高まっています。 磁場強度は、昨日いっぱい10nT程度に高まっていました。 今朝にかけて一段下がっていますが、現在は7nTとまだ少し強めです。 このため、太陽風の速度はさらに上昇するかもしれません。 磁場の南北成分は、-10nTに達する強い南向きが到来しています。 このため、磁気圏の活動も激しくなっていて、 AE指数は、1800nTに達する大きな変化が2回発生しています。 現在は磁場の振れ方がやや小さくなって、 磁気圏の変化も落ち着いています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、コロナホールは、 中緯度付近の領域が太陽の中心線を通り過ぎようとしています。 このため、太陽風の高まりはこの後4〜5日程度続きそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期は600km/秒の高速太陽風が6日近く続いています。 引き続き、太陽風の高まりやオーロラの強まりに注目してください。 2671黒点群は、大きな姿を保っています。 小さい活動は起こし続けていますが、 フレアの規模が大きくなる様子は見られません。 今朝、成田空港に来ています。昼の便で米国に向かいます。 帰国は26日の予定です。 その間、記事の更新が不定期になります。 世界時8月17日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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