宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/11 12:13 更新 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は380km/秒へ少し下がり、 やや低速の状態になっています。 磁場強度は、5nT前後へ少し上がっていますが、 平均的な強度です。 磁場の南北成分は、小さく南北に変化しています。 磁気圏は穏やかですが、AE指数のグラフには、 時々小規模の変化も発生しています。 SDO衛星AIA193では、 中央部のコロナホールが西半球に進み、 北東の端(左上)から、新しいコロナホールが姿を現しています。 この領域は27日前にも見えていて、 27日周期の図の7月20、21日に始まった 高速太陽風をもたらしています。 今回も同様の推移を仮定すると、 8月16、17日頃から変化が始まりそうです。 太陽は、X線のグラフに変化はなく、 とても穏やかな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 青線のGOES15は、今日も10,000に達しています。 太陽風に変化が来なければ、 このままゆっくりと減少していくでしょう。 (c) 京都大学WDC 世界時8月11日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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