宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 8/ 8 11:57 更新 太陽風はやや高速になり、磁気圏も穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今日に入る頃500km/秒を割り、 現在は480km/秒とやや高速の状態です。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 磁気圏の活動も落ち着いていて、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 太陽風の磁場が南向きに少し強まった時間帯に、 小規模の変化を起こしていますが、 その他は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の中央部に小さいコロナホールが2か所に分かれて見えています。 規模が小さいので、太陽風への影響は限定的だと思われます。 4日後くらいに注目してください。 27日周期の図では、 前周期の7月16日に太陽風の大きな変化が始まっていますが、 これは、CMEによる突発性の乱れで、 今回のコロナホールの影響の参考にはできません。 太陽は、静かな状態が続いています。 黒点は、2670群がひとつ見えているだけです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日は赤線のGOES13も10,000に達しています。 太陽風が落ち着いてきたので、 放射線帯も次第に低下に向かうでしょう。 世界時8月7日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月8日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |