宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/ 9 12:13 更新 太陽風は平均的な状態に戻りました。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝にかけてゆっくりと低下が続き、 420km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度も、4nTと平均的な状態で安定しています。 磁気圏の活動も穏やかに推移しています。 27日周期の図では、 今回の高速風の速度変化の全体が見えています (磁場の変化は、1日分通り過ぎています)。 8月4日に始まった速度の高まりは、4日ほど続きました。 この後、太陽風の速度は一旦落ち着いて、 次の変化をもたらすと考えられるコロナホールが、 SDO衛星AIA193の太陽写真の中央部に見えています。 これまで、赤道域のコロナホールが目立っていましたが、 正面に来ると、南半球の低緯度側のコロナホールも ある程度の広がりを持っています。 この領域の影響も重なって、 太陽風の変化はしっかりとやって来るかもしれません。 3日後くらいに注目してください。 太陽は、今日も穏やかです。 黒点も2670群が見えるだけです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日も2つの衛星で10,000に達しています。 増加は終わって、これからゆっくりと減少を始めそうです。 (c) 京都大学WDC 世界時8月9日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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