宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 8/ 7 12:05 更新 太陽風の速度は下がり始めていますが、高速の状態は続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝早くに600km/秒台を割り、 現在は550km/秒まで下がっていますが、 依然、高速の風が続いています。 磁場強度は、5nTから4nTへやや下がりかけていて、 この後、速度とともに次第に弱まっていくかもしれません。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南北の変化が目立っていますが、 次第に振れ幅は小さくなって、0nT付近に留まるようになっています。 AE指数のグラフは、 ここまでは500〜1000nT程度の中規模の活動が繰り返し発生していますが、 速度が下がってきていることもあり、今後は変化が小さくなりそうです。 SDO衛星AIA193では、北半球に広がっていたコロナホールは、 西の端に近づいて、見にくくなってきました。 太陽風への影響も弱まっていくでしょう。 太陽は、2670黒点群が中央部に達しています。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が数回起きていますが、 強まる様子はなく、穏やかな状態が続いています。 高速太陽風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加し、 GOES15(青線)は、10,000を超えています。 GOES13(赤線)はもう少しですが、明日は達しているでしょうか。 世界時8月6日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月7日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |