宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/ 5 12:42 更新 太陽風は700km/秒の高速風になり、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 磁場強度に続き、太陽風の速度も高まっています。 昨日の昼過ぎくらいから、速度は上昇を始め、 夕方には500km/秒を超えて、高速太陽風になり、 4日23時(世界時4日14時)頃に700km/秒へ達して、 現在までかなり高まった速度が続いています。 速度が高まるのと反対に、磁場強度は次第に弱まり、 今日に入る頃には、5nTと平均的な値に戻っています。 磁場の南北成分は、 速度が高まり始める頃から南向きに傾向が変わり、 -10nTを超える強い南向きの状態が数時間続きました。 このため、AE指数では1000nTを超える大規模な変化も発生しています。 磁場強度が下がると、南北成分の変化も小さくなって、 0nT付近で南北に変化するようになっています。 磁気圏では、AE指数500nTくらいの中規模の活動が続いています。 コロナホールの影響が強くやって来ました。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 今回のコロナホールは、東西(左右)の幅はあまり広くありません。 太陽風の強まりは、比較的短い期間で終わるのではないでしょうか。 太陽は、2670黒点群が見えるだけで、 X線グラフも特に変化はなく、穏やかです。 世界時8月4日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月5日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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