宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/ 3 14:28 更新 黒点は2670群と番号が付きました。長野県で撮影された大気光をどうぞ。 担当 篠原 6月8日の記事で、大気光の写真を紹介しましたが、 撮影者の池田吉則さんより、 8月2日未明に撮影された大気光の写真をいただきましたので紹介します。 前回ほどハッキリしていないとのことですが、 星空と重なって赤や緑の淡い光が写っています。 1枚目は北西の空で、中央にこと座、その上にはくちょう座が見え、 夏の天の川が斜めに流れています。 続く2枚目は北の空。 左のはくちょう座から右寄りにカシオペヤ座と、秋の天の川に向かい (塔の右上に北極星が見えています)、 3枚目は北東へ移って、ぎょしゃ座にかけて冬の天の川が見えています。 それぞれ、天の川と地平線に挟まれるように、大気光の赤や緑が見えています。 前回に続き、美しい写真をありがとうございます。 太陽の東側に帰ってきた2665黒点群は、 新しく2670黒点群と番号が付けられました。 今朝、B9ともう少しでCクラスに達する小さいフレアを起こした程度で、 現在の活動は落ち着いている様です。 太陽風は、昨日のニュースの後、400km/秒を少し超えるくらいに上がりましたが、 今朝早くに一段下がって、現在は370km/秒とやや低速の状態です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、コロナホールが西に進み、 この領域の影響が近づいていると考えられます。 今後の太陽風の推移に注目して下さい。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は500nTの高まりが一度起きていますが、 その他の時間帯は変化の見られない状態です。 鹿児島では、台風5号の影響で朝から風が強まっています。 雲の流れも速くて、台風が近づいていることを感じさせます。 予報によると日曜から月曜にかけて近くにやって来そうで、 日曜日は学校で行事が計画されているので、天候が心配です。 8月2日3時(世界時8月1日18時)頃に、長野県の美ヶ原高原で撮影された大気光。 (c) 池田吉則氏 8月2日3時(世界時8月1日18時)頃に、長野県の美ヶ原高原で撮影された大気光。 (c) 池田吉則氏 8月2日3時(世界時8月1日18時)頃に、長野県の美ヶ原高原で撮影された大気光。 (c) 池田吉則氏 世界時8月2日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月3日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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