宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 8/ 2 15:02 更新 東端の黒点が見やすくなっています。太陽風の速度は少し高まりました。 担当 篠原 昨日、太陽の東端に見え始めた2665黒点群は、 今日はもう少し進んで、全体が見やすくなっています。 登場の様子が1周期前と似た雰囲気だったので、 実際に前回の写真(7月6日)と、今日(8月2日)の可視光写真を比べてみます。 今日の1枚目の写真の左側は、 27日前、7月6日の太陽と2665黒点群の可視光写真。 右側は、今日、8月2日の可視光写真です。 周囲の黒点の分布は変わっていますが、 大きな目玉の黒点は、27日前とそっくりです。 (拡大写真の位置は、比較のため調整しています) フレアの活動は、 昨夕、1日17時(世界時1日8時)にC1.4の小規模フレアを起こし、 その他に、Bクラスの小さいフレアを数回起こしています。 X線グラフの変化は、特に活発という様子ではありません。 引き続き注目してください。 太陽風は、昨夜、1日21時(世界時1日12時)頃から高まり始め、 2時間ほどで、450km/秒に達しました。 この状態が今朝まで続き、その後ゆっくりと下がって、 現在は380km/秒と、既に高まりは終わっています。 太陽風の磁場強度は、速度の変化と同じように10nTへ高まり、 以降も、5〜10nT付近で変化しています。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りになっていて、 磁気圏の活動は静かな状態が続いています。 SDO衛星AIA193では、北極から赤道に広がるコロナホールが、 太陽の中央を縦に伸びています。 次は、この領域の影響に注目してください。 今日の太陽(右側)と、27日前の太陽(左側)の比較。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時8月1日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時8月2日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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