宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:45)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/29 --- ---
7/28 --- ---
7/27 --- ---

黒点  7/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 437 -0.6
-2 h 442 +1.4
-4 h 429 +0.7
-6 h 443 +3.0
-8 h 456 -1.6
-10 h 453 -3.2
-12 h 463 +4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^3
7/29 0.7 3x10^4
7/28 1.0 3x10^4
7/27 1.1 3x10^4
7/26 2.0 5x10^4
7/25 1.1 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 7/24 12:24 太陽の向こう側で激しいフレアとCMEが発生しました。
2017/ 7/25 12:44 600km/秒と高速の太陽風は続いています。太陽は無黒点です。
2017/ 7/26 12:38 太陽風の速度は650km/秒に高まっています。
2017/ 7/27 13:07 高速の太陽風は続いていますが、速度は520km/秒に下がっています。
2017/ 7/28 12:20 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速の太陽風は終わりました。
最新のニュース

2017/ 7/29 13:45 更新
太陽の向こう側で再び激しいフレアとCMEが発生しました。

担当 篠原

7月23日に太陽の向こう側で大きなフレアを起こし、
CMEも発生させた(24日記事)2665黒点群が、
再び大規模なフレアとCMEを起こしています。

今日の1枚目の動画は、SOHO衛星LASCO C2、C3による
CME(太陽ガスの放出現象)の様子です。
28日14時(世界時28日5時)から、
太陽の左に向かってコロナのガスが激しく噴出しています。

前回のCMEでは、発生源の2665黒点群は太陽の反対の中心近くにあったため、
ガスは太陽を丸く囲むように飛び出して行きました。
今回は、2665群が地球から見て太陽の向こう側の左寄りに進んでいるため、
CMEは左側に偏った広がり方をしています。

一方、太陽の左向こうで観測しているSTEREO Ahead衛星から見ると、
2665群は太陽のほぼ中央に見えています。
2枚目の動画は、STEREO Ahead衛星のEUVI195による撮影です。
前回のフレアと同等の爆発が見えています。

3枚目の動画は、STEREO Ahead衛星のCOR2カメラの撮影です。
衛星に向かうように、CMEのガスは丸く全方位に広がっています。
前回もそうでしたが、このCMEがもう10日ほど遅く発生していれば、
地球に激しいオーロラの乱れなどを起こしたかもしれません。

もう3〜4日ほどすると、2665群は太陽の東端に姿を現しそうです。
活発な状態が続いているかどうか分かりませんが、
注目してください。


現在の太陽風は、440〜460km/秒と安定しています。
磁場強度も、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南北それぞれに変化しています。
AE指数は500nTの中規模の変化が2回起きていて、
ある程度の活動度を保っています。


太陽は、今日も無黒点です。
X線のグラフはほとんど変化はなく、
太陽のこちら側は、とても穏やかです。




太陽の向こう側で発生したフレアによるCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星EUVI195カメラによる、太陽の向こう側で発生したフレア。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、太陽の向こう側で発生したCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時7月28日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時7月29日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。