宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 7/28 12:20 更新 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速の太陽風は終わりました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の昼過ぎに500km/秒台を割り、 夜にかけて更に低下して、440km/秒になり、 現在までこの状態が続いています。 高速の太陽風は終わりを迎えています。 太陽風の磁場強度は、4nTと、 昨日よりも少し下がっていますが、平均的な状態です。 南北成分は、変化は小さいですが、南北に振れる様になり、 磁気圏の活動も、 AE指数で250〜500nTの小規模の変化が見られる様になっています。 太陽風は落ち着いてきましたが、 SDO衛星AIA193の太陽写真では、太陽の中央部に、 あまり広くはありませんがコロナホールが見えています。 3日後くらいから、太陽風の高まりが再び始まるかもしれません。 太陽は、無黒点の状態が続いています。 X線グラフもほとんど変化はなく、太陽はとても静かです。 今回の高速太陽風の影響を受けて、 放射線帯の高エネルギー電子も増加しています。 23日から10,000に達していて、4日を経過しています。 世界時7月27日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時7月28日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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