宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:24)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/24 --- ---
7/23 --- ---
7/22 --- ---

黒点  7/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 668 +0.1
-2 h 613 +3.6
-4 h 608 -1.2
-6 h 605 -1.4
-8 h 608 -1.6
-10 h 591 +0.4
-12 h 606 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
7/24 0.4 1x10^4
7/23 0.4 8x10^3
7/22 0.4 5x10^3
7/21 0.4 2x10^4
7/20 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 7/19 12:44 太陽風の速度は600km/秒に高まっています。磁気圏は穏やかです。
2017/ 7/20 12:53 太陽風の速度はやや低速に下がっています。カナダのオーロラをどうぞ。
2017/ 7/21 16:58 高速の太陽風が到来し、速度は630km/秒に高まっています。
2017/ 7/22 14:04 高速の太陽風が続いています。磁気圏も比較的活動的です。
2017/ 7/23 12:41 太陽風は再び600km/秒に高まっています。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2017/ 7/24 12:24 更新
太陽の向こう側で激しいフレアとCMEが発生しました。

担当 篠原

昨日の昼、23日14時(世界時23日5時)に、
SOHO衛星LASCO C2、C3で、
激しいCME(太陽ガスの放出現象)の噴出が観測されました。
太陽全体を丸く包む様にガスが広がるハロー型のCMEです。

爆発が発生したのは、18日に太陽の西側に沈んで行った、
2665黒点群のようです。(spaceweather.comの記事)

地球から見て太陽の左手向こう側に位置しているSTEREO Ahead衛星による、
EUVI195とCOR2の動画を掲載します。
STEREO Ahead衛星からは、2665黒点群は太陽の左端近くに見えていて、
ここで激しい爆発とコロナガスの噴出を起こしています。

2665黒点群が地球から見えなくなって、5日後の現象です。
地球から見ると、2665群は太陽の裏側の中心部に近づいていて、
CMEがきれいに丸く広がって見えたのも、真反対に近かったからでしょう。

spaceweather.comの記事では、
フレアの規模はXクラスだったかもしれないと書いています。
CMEのガスが広がる速度も速く、もし2週間ほど前に、
黒点群が地球の方向にあった頃にこの爆発が起きていたら、
激しい太陽風の乱れが地球に到来し、
激しいオーロラの活動をもたらしたかもしれません。



太陽のこちら側は、無黒点が続いています。
東端から活動的な領域が上がってきたようですが、
今のところ、黒点は見えません。


太陽風の速度は、昨夜にかけて530km/秒まで下がりましたが、
深夜になると再び上昇して600km/秒に高まり、
今日の昼前には、670km/秒へ高まる変化が発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、コロナホールは西側に去りつつあり、
太陽風への影響は弱まると考えていましたが、
かなり高速の太陽風がここまで続いています。

太陽風磁場の南北成分は、-3nT前後の南寄りの状態が続いています。
磁気圏の活動も高まった状態が続いていて、
AE指数では、500〜1000nTの中規模の変化が連続的に発生しています。




太陽の向こう側で発生したフレアによるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星EUVI195カメラによる、太陽の向こう側で発生したフレアの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、太陽の向こう側で発生したCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時7月23日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時7月24日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。