宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 7/23 12:41 更新 太陽風は再び600km/秒に高まっています。太陽は無黒点が続いています。 担当 篠原 昨日の夜にかけて、ゆっくりと下がっていた太陽風の速度は、 今日に入ると再び上昇して、600km/秒近くに上がり、 現在まで続いています。 磁場強度は、8nTからゆっくりと下がって、5nTほどになり、 グラフの最後で2nTへ急に落ちています。 高速の太陽風は、これから後半へ向かうことになりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 太陽風のグラフの前半は南北にゆっくりと変化していますが、 後半からは変化が少なくなり、0nT付近で小さく動く程度です。 速度が高まっていることもあり、 磁気圏の活動は、時々大きく高まっていて、 AE指数は、1500nTの激しい変化や、 700nT程度の中規模の活動が数回発生しています。 世界時22日23時頃の昭和基地のオーロラの様子を、 全天カメラの動画で紹介します。 昨日とほとんど同じ時間帯の動画で、 2枚並べて見比べてみて下さい。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは西に去りつつあります。 この様子からも、高速風の影響は次第に弱くなって行きそうです。 太陽は、今日も黒点は見えない状態です。 X線グラフも変化はなく、太陽はとても穏やかです。 SDO衛星の観測では、 東端の向こう側から活動的な領域が近づいているようです。 この後、黒点が現れるかどうか注目してください。 南極の昭和基地で、世界時22日23時に撮影されたオーロラの様子。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時7月22日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時7月23日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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