宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2017/ 7/17 10:09 更新 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めました。速度は560km/秒に高まっています。 担当 篠原 昨日、16日14時(世界時16日5時)に、 太陽風の急な強まりがDSCOVR衛星で観測されました。 速度は310km/秒から500km/秒へ、 磁場強度は3nTから15nTへ、それぞれ強まっています。 太陽風の乱れは、M2.4フレアの発生から2日ほどで地球に達していて、 予想よりも早い到来だったと思います。 太陽風磁場の南北成分は、初めは0nT付近でしたが、 次第に南寄りに変化するようになり、 磁場強度が20nTに達した16日17時半(世界時16日8時半)以降は、 大きく南寄りに振れて、 -20nTから -10nTの状態が6時間にわたって続きました。 この影響で、磁気圏の活動も活発化して、 AE指数は1700nTに達する激しい変化を記録しています。 世界時16日18時過ぎのオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 全天カメラでは、この他の時間にも激しいオーロラが撮影されていて、 特に、空が暗くなり始めた頃に撮影された赤いオーロラの様子は、 とても印象的です。 現在の太陽風は、速度は560km/秒へ上がる一方、 磁場強度は10nTへ下がっています。 南北成分は、0nT付近で変化するようになっていて、 磁気圏の活動は少し穏やかになりそうです。 Dst指数の速報値は、-69nTまで変化しています。 中規模の磁気嵐が発生しているようです。 この後、放射線帯高エネルギー電子の変化に注目して下さい。 太陽では、2665黒点群でC1の小規模フレアが5回発生しています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時7月15日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC Dst指数(速報値)は、-69nTまで変化しています。Dst指数はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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