宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:09)
今日、C1.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/17 02:48 C1.2
7/16 19:49 C1.5
19:26 C1.3
10:56 C2.8
04:23 C5.8
7/15 19:48 C1.4
09:21 C1.7
04:17 C1.4

黒点  7/17 (NOAA)
磁場 フレア
2665 5 β C6
2666 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:03 558 -1.8
-2 h 564 -2.7
-4 h 613 -2.7
-6 h 536 -5.2
-8 h 503 -4.3
-10 h 475 -10.4
-12 h 506 -11.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^2
7/17 0.5 1x10^3
7/16 5.6 1x10^3
7/15 22.4 2x10^3
7/14 13.6 2x10^3
7/13 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 7/12 12:47 高速の太陽風が続き、磁気圏も弱い活動が続いています。
2017/ 7/13 13:28 太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏も穏やかです。
2017/ 7/14 09:56 太陽の西の端でC8.4の小規模フレアが発生しています。
2017/ 7/15 09:03 2665黒点群でM2.4の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
2017/ 7/16 09:11 2665黒点群でCクラスフレアが続いています。
最新のニュース

2017/ 7/17 10:09 更新
太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めました。速度は560km/秒に高まっています。

担当 篠原

昨日、16日14時(世界時16日5時)に、
太陽風の急な強まりがDSCOVR衛星で観測されました。
速度は310km/秒から500km/秒へ、
磁場強度は3nTから15nTへ、それぞれ強まっています。
太陽風の乱れは、M2.4フレアの発生から2日ほどで地球に達していて、
予想よりも早い到来だったと思います。

太陽風磁場の南北成分は、初めは0nT付近でしたが、
次第に南寄りに変化するようになり、
磁場強度が20nTに達した16日17時半(世界時16日8時半)以降は、
大きく南寄りに振れて、
-20nTから -10nTの状態が6時間にわたって続きました。

この影響で、磁気圏の活動も活発化して、
AE指数は1700nTに達する激しい変化を記録しています。

世界時16日18時過ぎのオーロラの様子を、
昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。
全天カメラでは、この他の時間にも激しいオーロラが撮影されていて、
特に、空が暗くなり始めた頃に撮影された赤いオーロラの様子は、
とても印象的です。

現在の太陽風は、速度は560km/秒へ上がる一方、
磁場強度は10nTへ下がっています。
南北成分は、0nT付近で変化するようになっていて、
磁気圏の活動は少し穏やかになりそうです。

Dst指数の速報値は、-69nTまで変化しています。
中規模の磁気嵐が発生しているようです。

この後、放射線帯高エネルギー電子の変化に注目して下さい。


太陽では、2665黒点群でC1の小規模フレアが5回発生しています。



南極の昭和基地で、世界時16日18時過ぎに撮影されたオーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時7月15日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


Dst指数(速報値)は、-69nTまで変化しています。Dst指数はマイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。