宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 7/15 09:03 更新 2665黒点群でM2.4の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、14日10時(世界時14日1時)に、 2665黒点群でM2.4の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA193、131による動画を掲載します。 フレアの後、プロミネンスのループが美しく輝いています。 Mクラスのフレアの発生は、7月9日のM1.3以来、5日ぶりですが、 M2に達する規模のフレアは、 4月3日のM5.8以来で、およそ3か月ぶりです。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星による動画を2枚目に掲載します。 フレアが発生した時、2665黒点群は太陽の西寄り(右側)に見えていました。 このため、ガスの濃い領域は右に向かって飛び出していますが、 ガスの淡い広がりが、太陽全体を包む様に噴出しています。 このため、飛び出したコロナのガスは地球の方向にも向かっていると考えられます。 発生から3日ほどで地球に到達すると考えると、 明後日、17日頃になる可能性があります。 太陽風速度の急な高まりや、磁場の強まりがやって来る可能性があります。 特に、磁場が大きく南向きに変化した場合は、 磁気圏の乱れも強まり、激しいオーロラの活動も発生するでしょう。 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 現在の太陽風は、速度は360km/秒と低速で、 磁場強度も2〜4nTとやや弱い状態が続いています。 磁場の南北成分は、変化も小さいのですが、 やや北寄りに推移していて、磁気圏は穏やかです。 AE指数のグラフは、小さい変化が時々起きている程度です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) M2.4の中規模フレアに伴って噴出したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時7月14日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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