宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 7/10 12:21 更新 2665黒点群でCクラスのフレアが続いています。高速の太陽風が到来しています。 担当 篠原 昨日のM1.3以降も、2665黒点群ではフレアが続き、 9日18時(世界時9日9時)に、C4.0、 9日21時(世界時9日12時)に、C5.3の小規模フレアと、 この前後に、C1の小さいフレアも3回ほど発生しています。 昨日の朝から今朝にかけての2665群の活動の様子を、 SDO衛星AIA131による動画で紹介します。 動画の初めの頃の大きい爆発が、M1.3の中規模フレアで、 その後も、Cクラス、Bクラスの活動が活発に発生しています。 2665黒点群の拡大写真を2枚目に掲載します。 引き続き、2665群の活動に注目してください。 太陽風は、昨日のニュース以降、磁場強度は15nTへ強まり、 速度もゆっくりと上昇して、今日未明に500km/秒に達し、 現在は600km/秒近くまで高まっています。 磁場強度は、速度が500km/秒を超えた頃から下がり始め、 現在は4nTと、平均的な状態に戻っています。 SDO衛星AIA193の太陽写真で、 太陽の西の端(右端)近くに進んでいる コロナホールの影響が到来したようです。 27日周期の図を見ると、 前周期と半日遅れくらいのタイミングで変化が始まっています。 前周期の速度の高まりは、3日程度続きましたが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、南北にゆっくりと変化しています。 南を向いた時には、-5〜 -10nTと変化も大きくなり、 磁気圏の活動を高めています。 オーロラの活動度を表すAE指数のグラフは、 800〜1000nTの中規模の変化が繰り返し発生しています。 現在は、磁場強度が下がってきたので、 南向きの変化も小さくなっていますが、 速度が高まっているので、 磁気圏の活動が高まりやすい状況は続いています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2665黒点の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時7月9日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時7月10日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |