宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 7/ 2 13:30 更新 太陽風の速度は500km/秒に上がり、高速の風が到来しています。 担当 篠原 太陽風の磁場強度は、昨日のニュースの後に10nTへ高まり、 深夜には、20nTまで強まりました。 その後も、15nTに強まった状態が今日の昼まで続き、 現在はやや下がりつつある様に見えます。 磁場強度とともに、 太陽風の速度も、昨日の夕方に400km/秒台へ高まり、 今日の昼前に480km/秒へ達して、 最新のデータは500km/秒と高速の風に変わっています。 磁場強度が高まったままなので、 速度は更に高まるかもしれません。 引き続き注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 弱い南寄りから、北寄りにゆっくりと変化しています。 このため、AE指数のグラフも、 前半は500nTに達する変化が起きていますが、 後半は静かになっています。 太陽風は、速度、磁場強度ともに高まっているので、 磁場が南向きに変化した場合は、 磁気圏の活動も強まりやすい状況です。 太陽は、2664黒点群が西の端に近づき、 明日には見えなくなりそうです。 新しい黒点が現れるか、このまま無黒点になるか、 注目してください。 (c) 京都大学WDC 世界時7月2日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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