宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 6/22 12:43 更新 低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、340km/秒と低速の風が続いています。 DSCOVR衛星のグラフでは、左端にデータエラーの部分があり、 太陽風の速度が500km/秒を超えているようになっていますが、 ACE衛星のデータでは、この前から300km/秒台の低速風に変わっています。 太陽風の磁場強度は、 一時的に7nTに少し上がって、再び5nTに下がっています。 その頃から、南北成分も南向きに偏り、-4nTの状態が続いています。 小規模のCMEなどで、磁場のかたまりが流れてきているのかもしれません。 速度は低速ですが、磁気圏の活動は少し高まっているようで、 AE指数は300〜500nTの小規模の変化が連続的に起きています。 SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールが太陽の中心部を通過して、 西半球に入っています。 明日、明後日くらいから、弱い影響が地球にやって来るかもしれません。 太陽では、2663黒点群が西に沈み、 2662、2664の2つの黒点群が見えています。 X線のグラフにほとんど変化はなく、太陽は静穏です。 (c) 京都大学WDC 世界時6月22日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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