宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 6/21 15:58 更新 太陽風は低速の状態です。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽の東端から新しく、2664黒点群が現れました。 この付近で、昨日の午後、20日15時(世界時20日6時)頃に フィラメント噴出が発生したようで、 SOHO衛星ALSCO C2、C3では、 太陽の左に向かってCME(太陽ガスの放出現象)が 飛び出しています(動画を掲載します)。 横に向かっているので、地球への影響はありません。 その後は、目立った活動は起きておらず、 太陽は穏やかです。 今日は、DSCOVR衛星もACE衛星も、 太陽風データが乱れていて、どちらも見やすいグラフになっていません。 より見やすい方として、ACE衛星のグラフを掲載しています。 太陽風の速度は、330km/秒まで下がり、 低速の状態に変わっています。 磁場強度は、4nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、0nT付近に留まっていて、 磁気圏は穏やかな状態が続いています。 AE指数のグラフは、ほとんど変化が起きていません。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが太陽の中央部を通過しています。 2日後くらいに影響が見られるでしょうか。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時6月20日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時6月21日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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