宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 6/17 12:55 更新 高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 昨日の夕方、16日17時(世界時16日8時)頃に、 太陽風の速度は500km/秒に上昇し、高速風が始まりました。 今朝早くに、一時的に600km/秒に上がりましたが、 現在は500km/秒に戻っています。 27日周期の図を見ると、 前周期とだいたい同じタイミングの到来となっています。 前回は、700km/秒まで速度が高まりましたが、 今回はそれよりも少し下がっています。 太陽風の磁場強度は、速度が上がる頃に15nTまで強まりましたが、 以降は一段下がり、7nT前後で推移しています。 やや強まった状態が続いているので、 速度の変化も見られるかもしれません。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続き、 -5nT前後の南向きの変化も頻繁に起きています。 このため、磁気圏の活動も強まっていて、 AE指数は、500nTや1000nTの活発な変化が繰り返し発生しています。 世界時16日19時頃の、昭和基地のオーロラを動画で紹介します。 AE指数で500nTの変化が発生した頃のオーロラです。 27日周期の図を見ると、前周期の高速風は5日ほど続きました。 今回はどのくらいの変化になるでしょうか。 太陽は目立った活動はなく、穏やかな状態が続いています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時6月16日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時6月17日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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