宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 6/13 12:31 更新 太陽風の速度は、500km/秒台に高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今日に入った頃に500km/秒に達し、 更に、今朝にかけて550km/秒まで高まりました。 現在は少し下がっていますが、520km/秒の高速風です。 太陽風の磁場強度は、 今日の未明まで8nT程度に強まった状態が続き、 速度が高まるのと反対に下がり始めて、 現在は6nTと平均的な強度に戻りつつあります。 27日周期の図を見ると、 前周期よりも速度は少し遅くなっていますが、 高速風の領域が今回も回帰してきたようです。 太陽風磁場の南北成分は、グラフの後半から南北に変化するようになり、 磁気圏の活動もやや高まっています。 AE指数は、300〜500nTの小規模の活動が続くようになっています。 世界時12日23時過ぎの南極・昭和基地のオーロラの様子を、 全天カメラの動画で紹介します。 満月過ぎの明るい月のため、空の条件は厳しいですが、 オーロラの輝きが空を広く覆っています。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 次のコロナホールが、太陽の東側から中心部に近づいています。 このコロナホールは、前周期(5月17日)、前々周期(4月20日)にも 同じように広がっていました(2枚目の図を参照)。 27日周期の図を見ると、 前周期は5月19〜20日から高速太陽風が始まっています。 今回も同じくらいと考えると、 15日か16日くらいに太陽風の高まりが始まりそうです。 太陽はフレアの発生はなく、穏やかです。 東端から黒点が顔を出しています。 昭和基地の全天カメラによる、世界時12日23時過ぎのオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 世界時6月12日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時6月13日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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