宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2017/ 5/28 13:30 更新 太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなっています。 担当 篠原 28日0時(世界時27日15時)に、 太陽風の乱れがDSCOVR衛星に到達し、 速度は、300km/秒から350km/秒に、 磁場強度は、3nTから7nTに強まる、小規模の変化が発生しました。 この時は、変化が小さかったため、 AE指数は400nTと小規模の変化が発生した程度で、 磁気圏は特に乱れませんでした。 しかし、今朝、28日6時(世界時27日21時)以降、 磁場強度は20nTに強まり、 南北成分も、-15〜 -20nTという強い南向きの変化が発生し、 現在も続いています。 太陽風の速度は、370km/秒とやや低速に留まっていますが、 磁気圏では激しい変化が発生して、 AE指数は1000nTを超え、 1800nTに達する大きい変化も記録しています。 活動が激しくなった頃、世界時28日0〜6時の 南極昭和基地のオーロラの様子を動画で紹介します。 また、速報値ですが、Dst指数は、-107nTに下がり、 中規模の磁気嵐が発生しています。 Dst指数が -100nTを超えるのは、2016年10月13日以来で、 およそ7か月ぶりです。 太陽風の速度が比較的遅いため、 太陽風の乱れもゆっくりと通過していることになります。 乱れがどこまで続くか、注目してください。 太陽では、2659黒点群が少し発達し、 B9、B7とCクラスに近い規模の小さいフレアを起こしています。 2659群は西の端に近づいていて、やがて見えなくなるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、 太陽風の乱れを受けて大きく減少しています。 この後、増加に転じるでしょうか。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時5月27日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月28日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC Dst指数(速報値)。Dst指数は -107nTまで強まり、中規模の磁気嵐が発生している。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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