宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/24 14:59 更新 弱いCMEが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。 担当 篠原 昨日、23日15時(世界時23日6時)頃、 太陽の西(右)に向かって淡いCMEの噴出が発生しました。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 太陽のどちら側で発生した現象か調べるため、 SDO衛星のAIAの画像を調べたのですが、 対応する現象は特に見つかりませんでした。 このため、太陽の向こう側の現象かと思われたのですが、 STSREO Ahead衛星のCOR2の写真を見ると、 地球の方向に噴出している様です。 元の現象が小規模のため、 SDO衛星の写真ではよく分からなかったのかもしれません。 太陽の右半分を囲むように広がっているので、 地球へも影響が及ぶ可能性があります。 到来まで4〜5日後と考えると、 27〜28日頃の太陽風に磁場の強まりが見られるかもしれません。 小規模の変化に留まると思われますが、 磁場が南向きに強まった場合、 オーロラの活動を活発になる可能性があります。 乱れが到来するかどうか、注目してください。 太陽では、2659黒点群が見えるだけで、 他の3つの黒点群は見えなくなっています。 太陽風は、昨日の夜に500km/秒まで速度が下がり、 現在までこの状態が続いています。 高速の状態は続いていますが、終わりも近づいているようです。 太陽風の磁場強度は、3nTへ下がっています。 南北成分は南寄りに小さい変化が続き、 磁気圏でも小規模の活動が続いているようです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 目立ったコロナホールは見られず、 太陽風はこの後穏やかになっていきそうです。 27日周期の図でも、 前周期は5月14日まで穏やかな太陽風が続いています。 23日15時(世界時23日6時)に発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時5月23日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月24日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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