宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/23 12:50 更新 570km/秒の高速太陽風が続いています。オーストラリアのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、 オーストラリアで撮影されたオーロラの写真をいただきました。 現地20日19時20〜21分(世界時20日9時20〜21分)の撮影とのことで、 現在続いている高速太陽風が始まって半日ほど経った頃です。 太陽風の速度は600km/秒に高まり、磁場が南寄りに変化したため、 AE指数は1000nTと大きな変化を起こしています。 写真の左側のオーロラの上には、大小マゼラン雲が輝き、 右端の低空には逆立ちするオリオン座も見えています。 高坂さんは、この後ニュージーランドへ移動し、 更に南に進んでこのサザンライツを狙うとのことです。 今回のオーストラリアは少し緯度が低いので、 オーロラの見え方もぎりぎりの感じになるのでしょうか。 興味深い写真をどうもありがとうございます。 現在の太陽風は、570km/秒と高速の風が続いています。 磁場強度は、6nTから4nTに少し下がり、 高速風は終わりに向かっているのかもしれません。 磁場の南北成分は、南寄りの変化をしています。 このため、磁気圏は活動的な状態が続いていて、 AE指数は500nT前後の中規模の変化が続いています。 太陽では、南半球の2658黒点群の隣りに、 2660黒点群が発生しています。 特にフレアは発生していません。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に高まっています。 27日周期の図を見ると、 前周期は10万に達するまで増加していました。 今回はどこまで高まるでしょうか。 (c) 高坂雄一氏 オーストラリアで、現地20日19時20〜21分(世界時20日9時20〜21分)に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 世界時5月22日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月23日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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