宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/25 13:36 更新 高速の太陽風は終わり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 昨日の夜に、太陽風の速度は500km/秒を割り、 現在は440km/秒まで下がっています。 高速太陽風は終わったようです。 27日周期の図を見ると、前周期とほぼ同じタイミングです。 太陽風の磁場強度は、3nTとやや弱まった状態で安定しています。 南北成分は、弱い南向きから、 次第に0nT付近で変化するように変わっています。 速度が下がってきたこともあり、 磁気圏の活動は次第に静かになっています。 この後、昨日お知らせしたCMEの影響がやって来る可能性がありますが、 SDO衛星AIA193の写真ではコロナホールは特に見られず、 前周期の変化を参考にすると、 太陽風は二週間以上にわたって、穏やかな状態が続きそうです。 太陽は目立った活動はなく、静穏です。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えて高まっていますが、 高速太陽風が終わったので、次第に減少していくでしょう。 世界時5月24日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月25日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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