宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/26 12:18 更新 太陽風は低速風になりました。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒を割って下がり続け、 330km/秒と低速の風に変わっています。 磁場強度は、3nTとやや弱まった状態です。 今日は、DSCOVR衛星のデータが乱れているので、 ACE衛星のグラフを掲載しています。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの中盤で南寄りの変化をしていますが、振れ幅は小さく、 速度も下がってきたため、磁気圏の変化は小規模です。 AE指数は、250nTの小さい変化が1度起きた程度です。 今夜か明日くらいに、 23日に発生した弱いCMEの影響がやって来る可能性があります。 磁場の振れ方によって、オーロラの活動を高めるかもしれません。 この擾乱を除けば、太陽風はしばらく穏やかな状態が続きそうです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 極域以外にコロナホールは特に見られません。 太陽は、Bクラスの小さい活動は起きていますが、 全体としては穏やかです。 東端から活動的な領域が近づいているようで、 黒点が現れるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えた状態が続いています。 (c) 京都大学WDC 世界時5月26日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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