宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/27 11:49 更新 太陽風の速度は、300km/秒に下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒まで下がっています。 かなり遅い風になっています。 磁場強度も、3nTとやや弱い状態が続いています。 現在、23日に発生したCMEによる太陽風の乱れが、 地球に向かっている可能性があります。 この低速風に乗って運ばれていると考えると、 到着まで5〜6日かかるかもしれません。 変化の始まりは、明日、明後日(28日、29日)になるかもしれません。 少し気長に太陽風の変化に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTからやや南寄りの変化をしていますが、振れ幅は小さく、 速度も下がっているため、磁気圏の活動は小規模に留まり、 AE指数のグラフは、200nTの変化が発生している程度です。 太陽は、東端から現れた活動的な領域に黒点は見られず、 2659黒点群があるだけです。 X線グラフも特に変化はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日も10,000を超えた状態が続いています。 太陽風が落ち着いて、磁気圏も静穏なので、 減少はゆっくりと進みます。 (c) 京都大学WDC 世界時5月27日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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