宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/22 12:42 更新 高速太陽風は560km/秒へ下がっています。磁気圏はやや活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝まで600km/秒台を保っていましたが、 その後少しずつ下がって、現在は560k/秒です。 高速の状態は続いていますが、勢いは次第に弱まっています。 太陽風の磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いています。 このため、磁気圏の活動はやや高まった状態が続き、 AE指数は、500nTの変化が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽の中心線上では、 南半球側に小さいコロナホールが残っています。 この領域の影響が地球まで及ぶのであれば、 太陽風の弱い高まりは3〜4日後まで続くかもしれません。 27日前のこの領域のコロナホールは、 現在よりもはっきりと見えていて、 太陽風への影響も3日ほど残りました。 今回の影響は、この時よりも弱まりそうです。 太陽は、中央部の北東寄り(左上)に、新しい黒点が出現し、 2659群と番号が付けられています。 現時点では小さい変化しか起きていませんが、 今後、発達するかどうか注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES13、15ともに10,000に達して強まっています。 (c) 京都大学WDC 世界時5月22日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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