宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/19 12:31 更新 太陽風がやや高速になっています。速度は更に高まる可能性があります。 担当 篠原 太陽風は、昨日のニュース以降、 磁場強度が10nTへ高まりました。 未明から今朝にかけて、強度はやや下がりましたが、 現在は再び10nTに強まっています。 一方、太陽風の速度は、 今朝にかけて400km/秒前後を推移していたのですが、 19日9時(世界時19日0時)くらいから高まり始め、 現在は450km/秒とやや高速になっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真に見えているコロナホールの影響が、 少し早めに始まったのかもしれません。 その場合、磁場強度が高まっているので、 速度は更に上昇を続ける可能性があります。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。 このため、磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数は18日の図の後半以降変化がなくなっています。 現在、太陽風の磁場強度と速度が高まってきているので、 今後、磁場が南向きの傾向に変わった場合、 磁気圏の活動も強まりやすくなっています。 太陽は、南東側(左下)に現れた黒点に、 2658群と番号が付けられています。 2つの黒点群に目立った活動はなく、太陽は穏やかです。 世界時5月18日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月19日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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