宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2017/ 5/16 12:23 更新 高速太陽風が到来し、速度は600km/秒に高まっています。 担当 篠原 昨夜より、高速の太陽風が到来し、 現在、600km/秒の高速風になっています。 太陽風の変化は、 昨日の午後、15日15時(世界時15日6時)頃から、 磁場強度の強まりとして始まりました。 3nT前後に弱まっていた状態から、10nTへ強まる変化が到来しました。 遅れて速度もゆっくりと高まり始めたのですが、 深夜、15日23時(世界時15日14時)に500km/秒へ高まり、 その後も少しずつ上昇して、最高で650km/秒に達しました。 SDO衛星AIA193に見えていたコロナホールの影響が 始まったようです。 太陽風磁場の南北成分は、比較的北寄りに推移していて、 時々、南向きに変化している状態です。 このため、磁気圏の活動も、時々高まっている様子で、 AE指数は500nT前後の変化が、時間をおいて発生しています。 最後の高まりにあたる、世界時16日2時過ぎのオーロラの様子を、 南極の昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の東側(左側)に、次のコロナホールが見えています。 現在の高速太陽風に続いて、 4〜5日後くらいからは、こちらの影響が始まりそうです。 太陽では、東側(左側)と東端(左端)の2か所に、 小さい黒点が現れています。 X線グラフに目立った変化はなく、太陽の活動は穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時5月15日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月16日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |