宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/17 12:31 更新 高速太陽風は終わりに近づいているようです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方まで600km/秒台を保ちましたが、 夜に入ると550km/秒へ下がり、 現在は、500km/秒へ下がっています。 まだ高速の状態は続いていますが、速度はだいぶ下がっています。 太陽風の磁場強度も、5nTから3nTへ弱まっています。 今回の高速太陽風は、比較的短い時間で通り過ぎそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTを挟んで南北に小さく変化しています。 AE指数は、300〜500nTの小規模の変化が繰り返し発生しています。 頻度は上がっているようですが、規模は小さくなっています。 この後、高速風が終われば、 磁気圏の活動も同様により小さくなっていくでしょう。 一方、SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが太陽の中心線に達しつつあります。 3〜4日後くらいから、次の太陽風の高まりが始まりそうです。 太陽は、東端の新しい黒点に2656群と番号が付けられています。 内側に見えていたもう一つの黒点にも、 2657群と番号が付けられましたが、 現在の太陽写真では黒点は見えなくなっています。 見えなくなった2657群で、Bクラスの小さい活動が起きた程度で、 太陽は穏やかです。 (c) 京都大学WDC 世界時5月17日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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