宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/18 13:22 更新 高速太陽風は終わりつつありますが、磁気圏はやや活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方に500km/秒台を割り、 現在は450km/秒まで下がって、やや高速の状態です。 高速太陽風は、2日半ほどで終わりを迎えたと言えそうです。 太陽風の磁場強度は、3nTから6nTへ少し上がり、 平均的な値に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降南寄りの傾向になっています。 このため、磁気圏の活動はやや高まっていて、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が、 間を空けて、繰り返し発生しています。 太陽風の速度が落ち着いてきたので、 活動は次第に小規模になっていくでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 次のコロナホールが太陽の中央部に達しています。 現在ここから噴き出している高速の太陽風が、 3日ほどかけて地球へやって来ます。 20〜21日頃から太陽風は再び高まる可能性があります。 太陽は、東側に2656黒点群と、 その南側に新しい黒点が見えています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) 京都大学WDC 世界時5月18日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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