宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/15 11:45 更新 低速の太陽風が続いています。コロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 昨日の夜に、太陽風の磁場強度が10nTへ強まる変化が発生しました。 磁場強度の強まりは今朝早くまで続きましたが、 その後はゆっくりと下がって、現在は3nTと弱い状態に戻っています。 磁場の強まりと関連するように、 速度も300km/秒から350km/秒へ小幅の変化をしています。 しかし、低速の状態は続いています。 磁場強度が強まった時に、南北成分が南向きにやや強まり、 AE指数で300〜400nTの小規模の変化が発生しています。 この他の時間帯は、磁場は北寄りに変化していて、 磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 縦に南北に伸びるコロナホールは、太陽の西半球に進み、 影響が及び始める目安の位置に近づいています。 今日か明日くらいから、太陽風が強まる可能性があります。 太陽は、黒点は見えず、 X線グラフもほとんど変化のない状態です。 世界時5月14日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC 世界時5月15日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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