宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/ 5/12 12:31 更新 太陽風磁場が北寄りのため、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒と平均的な速度から、 昨夜にかけて370km/秒へ下がり、再び400km/秒へ戻る変化をしています。 磁場強度は、8nTとやや強まっていましたが、 今朝以降は5nTと平均的な値に下がっています。 どちらも変化としては小さいもので、 太陽風は全体としては穏やかな状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、北向きに偏っています。 このため、磁気圏の活動はとても静かで、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 ほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 赤道をはさんで南北に細長く延びるコロナホールが、 太陽の中心線に達しつつあります。 3〜4日後くらいから、太陽風に影響が見られるかもしれません。 太陽は、黒点は見られず、 X線グラフも変化がなく、とても穏やかです。 SDO衛星によると、東端から活動的な領域が現れつつある様で、 この後、黒点が見えてくるかもしれません。 (c) 京都大学WDC 世界時5月12日のAE指数(速報値)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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